名古屋シンフォニア管弦楽団
Nagoya Sinfonia Orchestra


今回は、4回目の共演となる指揮者の髙谷光信氏のほか、ゲストとして、コンサートマスターに小泉悠氏、チェロ首席に太田一也氏をお迎えすることができました。小泉氏と太田氏は名古屋フィルハーモニー交響楽団にて長年活躍されており、当団でも以前からトレーナーとしてご指導をいただいています。
本演奏会はグリンカによる快活な歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲で華々しく幕を開け、チャイコフスキーの隠れた名曲「管弦楽組曲 第3番」へと続きます。この組曲は、チャイコフスキー特有の甘美なメロディーをもつエレジーで始まり、メランコリックなワルツ、独特なスケルツォの後、1つのテーマが12の姿に変わる変奏曲に至ります。木管楽器や金管楽器も華やかな活躍を見せ、チャイコフスキーのエッセンスが凝縮された組曲と言えるでしょう。そして、リムスキー=コルサコフの交響組曲『シェヘラザード』では、聡明な王妃シェヘラザードが自ら命をかけてシャリアール王に夜な夜な語った不思議な物語(千一夜物語)の世界を音楽で体感することができます。海とシンドバッドの船、カレンダー王子の物語、若き王子と王女、バクダッドの祭と海…。時に激しく、時に優雅に、エキゾチックな空想の世界へと皆様をいざないます。物語を彩る美しいヴァイオリンとチェロのソロも必聴です!
PROFILE
指揮 高谷 光信 / Mitsunobu Takaya
東京混声合唱団 指揮者、ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団 常任指揮者、一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会 理事長、四條畷市市民総合センター NMP 芸術監督。
ウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院指揮科首席卒業。国家演奏家資格ディプロマを取得。指揮を故小松一彦、故伊吹新一、田中良和、藏野雅彦、辻井清幸、V.ブラソロフ、故E.ドゥーシェンコ、N.スーカッチに師事。2003年ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に登場しプロデビューを果たす。同客客演奏指揮者(2003〜2006)第2指揮者(2006〜2012)常任指揮者(2012〜)に就任。「ウクライナ国際ホロヴィッツピアノアカデミー」「ウクライナ国際ヴィヴィール音楽祭」「ウクライナ国際音楽祭・キーウ夏の音楽のタベ」「ウクライナ国際バルトケーヴィッチ音楽祭」に出演。2010年より「ウクライナ国際指揮マスタークラス」の講師・審査員を務める。
現在までに東京混声合唱団、神戸市混声合唱団、ウクライナ国立合唱団ドゥムカ、リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団、チェルニーヒウ州立ポルトニャンスキー室内合唱団、大阪交響楽団、京都市交響楽団室内合奏団、兵庫芸術センター管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、テレマン室内オーケストラ、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、東京室内オーケストラ、愛知室内オーケストラ、神戸市室内合奏団などを指揮。2017年よりフジコ・ヘミングと共演を重ねる。《題名のない音楽会》(テレビ朝日・Osaka Shion Wind Orchestra 2014年11月23日放送)《かんさい熱視線》(NHK大阪・戦地から奏でる“希望のムジカ”ウクライナと日本の音楽家たち2022年9月2日放送)《NHKクラシック倶楽部》《NHKクラシック音楽館》など、多数のTV番組に出演。
磐田大学客員教授。大阪芸術大学演奏学科客員準教授。名古屋芸術大学大学院音楽研究科・芸術学部音楽領域、武庫川女子大学音楽学部、各講師。
第16回京都芸術祭京都市長賞 受賞(2002年京都) チェルニーヒウ州文化功労賞 受賞(2012年7月ウクライナ) チェルニーヒウ州行政長官 文化功労感謝状 受賞(2019年7月ウクライナ)
ヴァイオリン 小泉 悠 / Yu Koizumi
埼玉県出身。東京音楽大学卒業。2006年 第8回別府アルゲリッチ音楽祭にオーケストラのメンバーとして出演。国立チャイコフスキー弦楽四重奏団による倉敷マスタークラスに参加し、終了コンサートに出演。第7回日本アンサンブルコンクール室内楽部門優秀演奏賞、全音楽譜出版社賞を受賞。第7回大阪国際音楽コンクール アンサンブル部門第3位。2007年ヴィオラスペースの若手演奏家のための公開マスタークラスに弦楽四重奏で参加。文化庁委託事業<平成26年度時代の文化を創造する新進芸術家育成事業>新進演奏家育成プロジェクト オーケストラ・シリーズに出演、梅田俊明指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団とコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を共演。2018年名古屋ゾリステンを創設。在学中より、弦楽四重奏、ソリスト、ゲスト演奏、国内プロオーケストラへの客演やレコーディングなど様々な活動を行っている。2013年8月より名古屋フィルハーモニー交響楽団ヴァイオリン奏者。
チェロ 太田 一也 / Kazuya Ohta
桐朋学園大学音楽学部弦楽器科卒業。チェロを、モーリス・ジャンドロン、徳田章一、堀江泰氏、阿保廣、内田勝彦、室内楽を、ウルリッヒ・コッホ、サシコ・ガブリロフ、セルジュ・コロ、原田幸一郎、安芸昌子、三善晃、末吉保雄、音楽理論を、激沢信義、八村義夫、松本日之春、ピアノを、諸屋マリ、小形真子、吉川広雄に師事。また、アラン・ムニエ、イーゴリ・ガブリッシュ、ダニエル・シャフランに公開レッスンを受ける。第54回日本音楽コンクール入選。モーリス・ジャンドロンの推薦により、ヴィーナザール(ザルツブルグモーツァルテウム音楽院)にてドビュッシーのチェロソナタを演奏。東京ゾリステンの独奏者としてポーランド、ハンガリーの演奏旅行に同行、ハイドンのチェロ協奏曲ハ長調を演奏。第2回ハンガリー日本フェスティバルに参加。東京交響楽団首席チェロ奏者を経て、現在名古屋フィルハーモニー交響楽団首席チェロ奏者。